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OMAS(Officina Meccanica Armando simony = アルマンド・シモーニ工房)はイタリア・ボローニャで1925年に創業し2016年に廃業しました。かつてはイタリアのペンの御三家と言われた時代もあり、一度LMVHの傘下企業となり、その後廃業に至りました。
この度2023年9月にアメリカのペンコレクターにより、復刻されることになり、日本では11月からプリコ株式会社より販売が再開されることになりました。
創業者のアルマンド・シモーネは、「ペンは書くことを楽しくするものでなければならない」という信条のもと、革新的なペンを次々に生み出しました。アルマンド・シモーネは、ギリシャ文化を愛する技術者であり、芸術家であり、ペンの愛好家でもありました。晩年には、その功績によりイタリアで、カヴァリエーレ勲章を受章しました。
代表作として、1930年代に12面体のペンを生み出しました。パルテノン神殿の柱をイメージした代表作でした。その後も、筆圧で書き味を変えられる画期的なペン先を生み出し、他にも様々な画期的なペンを生み出しました。
OMASの筆記具は、イタリアの美しいセルロイド、アセテートと言った特別な素材を削り、手作りで作られています。機能と美しさを同時に兼ね備えたmade in Italyの作品は、所有価値の高い逸品として長年語り継がれ、今でも世界中の愛好家の中で収集され所有され続けています。